「研水会は、写実洋画の本道追求を目的とし、一水会の創立精神に則り、主に関西の写実洋画の発展と普及、そして広く優秀な新人作家の発掘とその活動を応援しています。」
■研水会の特徴1
研水会は、日本特有の美術公募団体展のひとつで、全国公募の一水会展の趣旨に賛同する、主に関西を主とした作家により、1949年(昭和29年)から展覧会を毎年春季に開催しているのが研水会です。
そして一水会と同様(一水会HPリンク参照)に、
写実の本道追求を目的として、安易な会場芸術を認めず、現場取材を大切な土台として、日本人らしい具象洋画の追求と発展をめざして制作している作家の集団です。
■研水会の特徴2
他の公募団体同様に研水会には役職があって、入落のある一般公募部門と、無鑑査である会員、さらに準委員、そして審査権のある委員と、会の規定(入選回数や受賞回数など)にそってさまざまな役職を設けています。
毎年出品をつづけて受賞などをすることによって、作品のレベルが上がると同時に役職も上がっていくという仕組みです。一般コンクール展には、いわゆる一発勝負的な傾向がありますが、研水会展などの公募団体展は、各出品作家の鍛錬と作品の変遷を見守りながら、作家としての成長を助けていくというところが大きな違いです。